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Story 02

小学校低学年から、壊れたおもちゃを自ら分解、修理していたというT.K。
就活ではメーカーを中心に応募していたが、合同会社説明会での東京ガスiネットとの出会いをきっかけにITという“カタチなきものづくり”に興味をもつ。
入社以来、一貫してシステムの維持管理を担当してきた彼女は、
これまで何を考え、どのような行動をとってきたのか。

T.K
理工学部 機械情報工学科
営業ソリューション部 
2013年入社

テクノロジーで支えるおもしろさ

就活を進める中、合同会社説明会で東京ガスiネットに出合ったT.K。東京ガスという、家族・友人を含む多くの人々の生活に密着したサービス、それをITという側面から支える業務内容にピンときたという。
「大学では機械系が専門だったので、それまで志望していたのはメーカーが中心。でも、実体のあるモノではなく、テクノロジーという目に見えない分野から人々の暮らしをサポートするのも素敵だなって。誰もが知る東京ガスという、非常に大きな事業規模も魅力でした」

ひとりで抱え込んでしまった新人時代

入社後に担当したのは、引っ越しの際のガスの開栓をはじめ、検針や点検、ガス機器の販売などお客さまのお宅へ伺うスタッフが使用するシステムの維持管理だった。日常業務の中で発生するシステムトラブルへの対応や、不具合が生じた際の改修などが主な業務だ。
「入社したばかりなので、もちろん知識も経験も不十分。先輩のサポートのもと『まずは、問い合わせの電話をとってみよう!』というところから始まりました。でも、電話口の方に『あなたじゃ話にならないから上司に代わって』と言われたり…。悔しくって、泣くこともありました」
当時を振り返って、そう笑う。
「私は割と、なんでも自分で抱え込んでしまうタイプ。人に相談するにしても、まずは自分で理論立てて考えて、結論を出してからじゃないと声をかけられないというか。新人だからこそもっと周りを頼ればよかったのに、そのせいで非効率で遠回りしていた気がしています。でも、それがいい学びの機会になったなと、今ではそう思っています」

働くママに優しい職場

2017年に結婚し、2019年11月に第一子を出産。約1年半の産休・育休を経て、2022年4月に職場復帰した。
「東京ガスiネットは、福利厚生がものすごく充実しているんです」
周りにも時短勤務制度などを活用して、子育てしながらバリバリ働いている同僚や先輩が多いので、その点はとても心強かったと話す。
「どこの会社でも、子育てをサポートしてくれる制度はあると思いますが、制度があるだけで活用されていなければ意味がない。長く働きたいと思っていたので、就活時はそういった点も重視していたんですが、実際に東京ガスiネットに入社してみて本当にいい会社だと思います。時短勤務で早めに退勤しなければならないお母さん社員がいても、雰囲気がまったく悪くならない。『早く帰ってあげてね。おつかれさま!』という感じで、女性にとって働きやすい職場だと思います」

チームプレーでの働き方に変化

育休からの復帰後は、東京ガスのお客さまに提供しているオプションサービス「マイツーホー」「くらし見守りサービス」のシステムの維持管理を担当している。
「たとえば、長時間ガスの使用が続いていた場合に注意喚起したり、高齢者のひとり住まいで24時間ガスの使用がなかった場合にご家族に連絡を入れたり。ガスを安全に使っていただきつつ、お客さまの安心安全な暮らしをサポートするためのサービスに関わるシステムです」
担当するシステムこそ変わったが、業務内容は入社当時と同様の維持管理。しかし、仕事に対する姿勢ややりがいは、大きく変わったという。
「自分ひとりで完璧を求めるのではなくて、周りを巻き込むスタイルになりました。きっかけは、育休後から始めた時短勤務です。残業はできない、周りにも迷惑を掛けたくないので結果的に効率重視の働き方を求めるようになりました。トラブルが起きても、いつも周りに仲間がいてくれる。みんなで役割分担して、協議しながら解決へと向かう、今はそのチームプレーに仕事のおもしろさを感じています」

My Future

My Future

入社以来、一貫してシステムの維持管理を担当しているT.K。アプリケーションの設計を一から担当する部署への異動希望はないのだろうか?
「維持管理とはいっても、お客さまの要望を伺って、それに沿った形で改修を進めるという業務まで含まれます。そのためには自分でもシステムをしっかりと理解したうえで、実際の設計担当に依頼したり、それを確認したりしていくわけなので、正直、やりたかったことが十分にできていると感じています」
何より、多くの人の暮らしの根幹となっている東京ガスのサービスであり、それをシステムで支えている点においてもやりがいを感じているという。
自分と同じ、理系出身の女子学生に対してはどんな想いがあるのだろうか。
「理系の論理的思考はもちろん、高いコミュニケーション能力が同時に求められるのがSEの仕事。そういう意味では、リケジョにぴったりの仕事なんじゃないかな、と個人的には思っています。東京ガスiネットでは、手を挙げれば様々な研修に参加することもできる。研究心と向上心をもった理系のみなさん、ぜひ一緒に働きましょう」